バイブリーコート 下間です。
今回はハンドメイドの鞄がテーマなので
どうしても
その職人をマクラにおかなければなりません。

千葉県出身の渋谷さんが
彼の鞄作りに適した環境である岡山県西栗倉村に
移住したのが2018年の事です。
それ以来、裁断、縫製、染色などすべて手作業で
日々、黙々と丹念に作り続けています。

この村では鹿の猟が盛んで
質の良い革が入手しやすい事が移住の
きっかけの一つになったそうです。
彼は村の猟師さんから鹿革を譲り受け
それを自身で加工するのですから
かなりの拘り者です。
余談ですが、
彼は鹿肉をツマミに一晩で一升空けるそうです。
私同様、痛風になるのが楽しみですね
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鹿革は余分な脂や肉をナイフで除去し、
そこから塩漬けして水分を飛ばし、
その後
工場のドラムで毛を取り鞣(ナメシ)ていくのです。

今回、バイブリーコートで依頼したトートバックにも
その鹿革がふんだんに使われています。
茶色のパイピング部分がその革です。
野山を駆け回っていた野生の鹿革は
傷もあり、皺(しわ)もあるのだけれども
その一つ一つを見ているだけで西栗倉村の山々を
想像させられ、どこか懐かしさや親しみを
覚えるものなのです。

ハンドル部分のレザーはベルギー産の植物タンニンの
牛ヌメ革を使っているのですが
ここでも、またご丁寧にコツコツと手塗りで
色を染色しているので
大量生産品では絶対にお目にかかれない
独特な深みのある色に仕上がっているのです。
そして馬具作りにも使われる丈夫なサドルステッチは
手仕事の証です。

メインに使っている英国生まれのワックスドコットンは
100年以上の歴史を持つ、クラシカルな機能素材で
雨や棘などの擦れに強く、
またその経年変化は荘重な美を感じさせてくれる
最も英国らしい素材の一つです。
ハンドルのカラーは2色、ブラックとグリーンを
ご用意しています。

トートバックとして手に持って頂いても、、、良し!

肩に掛けても丁度良し!

最後に私がいつもの様にワックスを注入して仕上げます。
*英国在住のSさん! お待たせしました!

さて、ブログの締めくくりは
神保町のキッチン・マミー
店名も外観も昭和感プンプンです。

ここは揚げ物が大盛りで有名なのです。

お目当てはミックスセット!
若鳥スティックフライ 4本
豚ヒレカツ 2コ
ポテトコロッケ 1コ
¥900のセットです。
レース越しの日差しがほのぼのとした時間を
提供してくれます。

オーダーして待つこと5分
ジャジャジャジャーン!
4本のはずの若鳥スティックが
サービスで6本も入ってるではないですか。
お母さんありがとう!

さすがに無理かと思いましたが
なんとか完食
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あ~美味しかったし、お腹パンパン。
バイブリーコート
、


