こんにちは
Bibury Court 下間です。

恵比寿にある東京都写真美術館は、
わたしの家から自転車でひょいと行ける距離にあります。
だから、気が向けば何となく足を向けてしまいます。
クーラーも効いているし、ソファーもあるしね。
今回のお目当ては「ルイジ・ギッリ」展。
正直なところ、名前も知らなかった写真家です。
フェイスブックの広告に流れてきた一枚の写真を観て、
「ああ、これは!」と思ったので、
午前中の空いた時間を持て余していたので
さっそく出かけてみました。

展示室に入って、写真を眺めていると、
なんでもない日常の景色が、
ふと別の世界に変わって見える、不思議な世界感、、、
とても素敵な展覧会でした。
実は近々、プロのカメラマンに
バイブリーコートの商品撮影をお願いする予定があるで、
わたしも少しは目を肥やしておかないといけない――
などと、いささか下心めいた理由もあったのですが
結局は「やっぱりプロはすごいな」という感想で一件落着!
まあ、それで十分。

さて、この写真に写っている上着は、
皆さまご存じの定番「ワックスド・フィールドジャケット」
私が約20年着込んだ物です。
このジャケットは、着れば着るほどに味わい深くなり、
ついには一種の芸術品めいた風格を帯びてくる。
自身の人生の恥や汗や雨風を吸い込んで、
立派に育ってしまうのです。

20年たってジャケットは見事に育ったのですが
私は何ひとつ育っていないような、、、
ご購入をお迷いの方があれば、
どうぞ早めにお求めになって、ぜひ育ててみてください。

さて、しばし京都の思い出に戻ろうと思います。
中心から少し外れた出町柳へと足を運び、
京都らしく漬物を食べに「田辺宗」に伺いました。

京漬物の盛合せ御膳を注文しました。
数種類の漬物と、ほかほかの白飯。
うまい! これだね。
日本人だな~と思う瞬間。
いつもラーメンとか唐揚げとか
脂っこいものを食べているからか、
妙に胸がすっとして、身も心もきれいになったような、
すごく良い人間になったような、
そんな錯覚を覚える食事でした。

川面に映る光は平穏で、とても美しかった。
I.G.Y.
Donald Fagen
Bibury Court


