こんにちは

Bibury Court 下間です。

いよいよ今年最後のポップアップのお知らせです。
12月2日(月)~15日(日)の期間、

渋谷西武 B館5階 エスカレーター前にて開催いたします。

今回も、定番となりました
Dubarry、Shibuya Kaban とご一緒しての
合同ポップアップ。
毎回楽しみにしてくださっているお客様にも、
初めて足を運んでいただく方にも、
じっくりご覧いただける内容となっております。

また、この季節にふさわしい
クリスマスギフト もご用意しております。
ご自身へのご褒美としてもおすすめです。

今年の締めくくりに。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

 

 

さて、ポップアップ前に少しだけ気分転換を。
紅葉を楽しみに、小淵沢へ小旅行してきました。

乗ったのは「8時ちょうど」でもなければ、
もちろん“あの歌”に出てくる「あずさ2号」でもなく、
ただの「あずさ」。
若い方には馴染みが薄いかもしれませんが、
1970年代に大ヒットした狩人(かりうど)の名曲
『あずさ2号』のフレーズ

「♪8時ちょうどの〜あずさ2号で〜」を、

つい旅のたびに思い出してしまうのです。

 

昼前には今回の目的地、古民家の蕎麦屋「雅」へ。
到着はまだ正午前だったにもかかわらず、

すでに人気ぶりが伺える状況で、

なんと私の次のお客様で蕎麦は売り切れ。
滑り込みの幸運に感謝です。

 

 

店構えは想像通りの、風格ある古民家。
かつての豪農の暮らしがそのまま息づいているような
佇まいで、
扉を開けた瞬間から時間の流れが変わります。

 

 

実は当日、強烈な二日酔いに悩まされておりまして……
迷わず温かい蕎麦を注文。

ふわりと香る出汁は優しく、カエシは控えめ。
どこかほんのり甘さを感じ、
疲れた胃に沁み入る味わいです。

さらりと添えられた漬物は、おそらく自家製でしょうか。
素朴で、
どこか田舎の風景を思い出させるような味がして、

これがまた旅情を深めてくれました。

そして蕎麦は、やはり旨い。

次に訪れるときには、
もう少し健康な精神と肉体で向き合いたいものです。

 

 

夕刻、小淵沢駅の展望台から眺めた富士山は、
黄昏の光に静かに浮かび上がり、
どこか絵画のようでした。

広重の描いた富士の頂角は何度だったか。
太宰治の「富嶽百景」の書き出しがふと頭をよぎり、

旅の余韻を深めてくれました。

短いながらも、心がほどける旅でした。

そんな富士を前に、旅の締めくくりに選んだ曲は、

あの名曲 “Feel Like Makin’ Love”。

Roberta Flack

バイブリーコート