こんにちは
Bibury Court 下間です。
5月に緊急事態宣言が解除されても、
感染者の多い東京人は
基本、都外には出れず
東京にこもったきりで終始し、
家と職場の2点を往復するだけだから、
独房の囚人とほどんど変わる事がない生活。
こんな私でもストレスはたまるので
少しでもそれから解放されようと、勤務前や勤務後には
近所を散歩してしまう日々が続きました。
10月に入り、東京人もGo To トラベルの対象になり
都外のどこに行ってもいい自由は与えられたけれども
歳のせいか、切替が遅く旅行に行く事も無く
既に習慣になってしまった散歩をダラダラと
続けているのです。
さて ちょっと、まくらが長くなりましたが
先月9月から〜11月末まで
銀座松屋で長期のポップアップを開催しているので
その散歩の舞台は必然と銀座界隈が多くなります。
ここ銀座って、よく見ると表通りも裏通りも
古い東京の街並みが残る素敵な散歩道なのです。

松屋の裏通りを京橋方面に歩いていて見つけたのが
ビルの屋上にある空中公園!
エレベーターで上がって公園入りをします。
都会ならではの土地の有効活用ですね。

今日は雨だったので休憩はしませんでしたが
晴れていれば、チョウシ屋のコロッケサンドを
食べるのにうってつけの場所ですよ。

あらら、
公園の脇道には銭湯もあるのですね。
松屋、早番の黄昏時にひとっ風呂浴びて
さっきの空中公園で夕涼みなんて
江戸っ子気分で愉しそう!

銀座三原通りで
こんな良い物件を発見!
クラシックだな〜
ユニオンワークスの店舗のファザードが
この古風なビルと上手く融合して
ここだけ、なんとなく英国風です。

英国風ってことなら歌舞伎座近辺のこちらも
ご紹介しておきます。
昼から営業のチェーン店のパブですね!
ここランチもやっていて、カレーとか有るのですが
やっぱり ここではFish & Chipsを頼みたくなります。

フィッシュが小ぶりですが¥450なのでネ!
ビネガーたっぷりかけて、あ〜美味しかった〜
しいて苦言をするならば
コピーした英字新聞が敷いてあるのが
わざとらしくて、ちょっと鼻に付きます。
ま〜そこはご愛嬌ってことで、、、
さてさて、お仕事のお話ですが
弊社ではワックスのリプルーフも行なっています。
今回、お客様から持ち込まれたジャケットは
釦とポケットの縫い直しの依頼とワックスのリプルーフ。
多少、お時間はかかりましたが
バッチリお直し&リプルーフが完成したので
そのリプリーフの作業過程を簡単に紹介いたします。

持ち込まれたジャケットは
かなり着込んで良い感じにワックスが抜けていました。
この表情も好きなのですが、長持ちさせるには
そろそろワックスを塗らないと生地が傷んでしまいます。

先ずは、濡らした雑巾で
付着した汚れやホコリをゴシゴシと
拭き取り、干して一日乾かします。

翌日、湯煎して透通ったワックスを
ジャケットに塗り込んでいきます。

ゴシゴシ、ゴシゴシと

半面塗った状態です。
マジンガーZの「あしゅら男爵」の様です。

全面、塗り終わり〜の写真
お〜カッチョ良いではないですか
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仕上げにドライヤー&ブラシで馴染ませます。
ステッチや縫代にも入れ込んでいきます。

塗り終わったら2〜3日ハンガーに掛けると
ワックスが自然に馴染みますので
それで完成です。
このジャケットはリプルーフをくり返す事で
独特な表情に仕上がります。
是非、お試しあれ。
バイブリーコート
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