こんにちは

Bibury Court 下間です。

 

バイブリーコートの定番として、長く愛され続けている

ワックスドコットンのフィールドジャケット。

今回は、私自身が20年以上着続けてきた一着と、

同モデルの新品を並べてみました。

長い年月を共に過ごしたジャケットには、

ワックスの抜け方、シワの入り方、色の深まりなど、

人工的には決して再現できない表情が刻まれています。

それは単なる「劣化」ではなく、

着る人の時間が染み込んだ“熟成”とも言えるもの。

手に取ると、

自然とこれまでの記憶までもが蘇ってきます。

一方で、新品の持つ佇まいもまた格別です。

生地には張りがあり、輪郭はシャープで、

どこか凛とした空気をまとっています。

これからどんな時間を重ねていくのか、

想像するだけで楽しみが広がります。

経年変化を楽しんだ一着と、

フレッシュな表情を持つ一着。

どちらが良いということではなく、

どちらも完成された魅力があります。

私はその日の気分や行き先に合わせて、

この二着を使い分けています。

流行に左右されず、時間と共に価値を深めていく服。

ワックスドコットンフィールドジャケットは、

そんな“付き合い続ける喜び”を教えてくれる存在だと、

改めて感じています。

話は変わりまして――
サラリーマンの聖地「ニュー新橋ビル」に、

昨年オープンしたワイルドレッドパスタへ伺いました。

名物は、

皿から溢れんばかりのスープに浸かったパスタ。

思わず二度見してしまうほどの迫力です。

中でも人気の濃厚トマトスープスパは、

ニンニクの力強さと、ほどよい辛さが調和した妙味。

ジャンキーでありながら、

きちんと計算された味わいがあります。

残ったスープに〆のバターライスを投入し、

即席リゾットへ。

トマトの旨味とバターのコクが溶け合い、

腹も心も完全に満たされる瞬間。

味は想像通り。

けれど、その想像通りにきちんと美味い。

それが何よりの正解です。

満腹で少し重くなった身体を引きずりながら、

脳内で流れる〆の一曲は――

Radiohead「Creep」

ニュー新橋ビルの雑多な空気と、

この店のワイルドさに、なぜかよく似合う夜でした。

バイブリーコート